支部会 会長あいさつ

皆さんは、アレルギーと聞いて思い浮かべるものは何でしょうか?

 

日本における3人に1人は何らかのアレルギーがあると言われています。
医師、医療の力を借り治療をしていく事はとても大切なことです。

しかし、そのアレルギーは、何に反応しているのでしょうか?
花粉?食べ物?ダニ・ハウスダスト?
もしかすると、お召しになっている衣類や指輪・ネックレスかもしれません。

その、衣類から香る柔軟剤のにおいかも知れませんし、
お家の壁や家具かもしれません。

これらは、現在の私たち生活環境に当たり前のようにあります。
食にしても、衣類、住宅にしてもその利便性を享受し
生活は便利に、衛生的になり、かつ食生活は質・量ともに満たされ
私たちの衣食住のスタイル、生活行動スタイルは100年前どころか
50
年前と比べても大きく変化しました。

しかし、その変化の中で環境由来と言える健康影響、アレルギーなどは増え続けています。
そのアレルギーや化学物質過敏症、シックハウス症候群に罹患した人やその家族は
それぞれの問題に直面し、改善を図ろうとしています。

こうした環境由来のアレルギーなどは、罹患した人やその家族だけでなく、
周りのひとがその病気や症候群に対して理解し、協力・配慮していく必要があります。

例えば、お子さんの日常生活の場である幼稚園や学校で、小麦でショック症状が出てしまうお子さんには、先生だけでなくお友達の理解と協力も必要でしょう。

もし、あなたの地域で震災が起きたら・・・、その避難所で、電源を必要とする治療器を必要な喘息患者にとって
少ない電源を優先してあげられる配慮をあなたは出来ますか?

知ってさえいればできるでしょう。

あなたのやさしさを、差し出すことも
そのアレルギーの性質を、対処を、知ってさえいれば出来るでしょう。

私たち環境アレルギーアドバイザーは、アレルギーに苦しむ当事者の方々を支えるやさしい社会づくりを目指しています。

 

まず、みんなのアレルギーEXPOに足をお運びください。
ご案内のトークセッションに参加して、知ってください。

共に支えあう社会づくりを目指す団体や企業、仕組みも知ることが出来ます。
今日からあなたのやさしさを出せる場を知ることが出来ます
私たちと共に、あなたのやさしい手を差し伸べられる社会作りを致しましょう。

心より皆さんのお越しをお待ちしております。

 

環境アレルギーアドバイザー支援ネットワーク支部会 会長 塩田忠則

 

会長 塩田忠則(写真左)